(進学編)
そんな調子で、毎日毎日卓球の練習に明け暮れ、結局、高3のインターハイ予選まで部活を続けました。自慢じゃないですが、勉強はほとんどしていませんでした。「文武両道」なんて言葉は怠け者には全く当てはまらない言葉の一つですね。

入学当初、成績はまずまずよかったのですが、じりじりと試験の順位は落ちていきました。勉強すればいつでも挽回できるから大丈夫だと、いつも自分に言い聞かせていました(ダメな人の典型的なパターンです笑)。

気がついたら2年生の終わりには519番まで落ちてしまい(誕生日が5月19日なので覚えています)その時点で早くも浪人を覚悟しました。予備校のパンフレットを集め始めたのもその頃です(何やってんだか笑)。そりゃもう順調に浪人も決定しました。しかし、上記の体育会系の人たち(けっこうみんな浪人です笑)と同じ予備校に通ったら、流され易い自分の性格では合格はおぼつかないと、友達には誰にも相談せず一人で東京の予備校に通うことにしました。それが正解だったのか、どうにか希望の大学に潜り込めましたし、出版社を目指すきっかけとなった講師の方にも出会うことができました。いい判断をした、あの時の自分を褒めたいと思います。

Aさん

いや、「文武両道」てね、模範的なイメージとして慣用句的に簡単に使ってしまうけど、人生の中のどこを切り取ってもバランスをとり続けるて、確かに難しいよね。

Bさん

私らみたいに熟してしまったら、バランス重視で無理もしないけど、伸び盛りとかはねぇ。

Aさん

近頃はただ歩いているだけでもバランスが悪いし。

Bさん

カラダ、鍛えときなさいよ。ピンピンコロリやないと奥さん大変なんだから。

Aさん

「文」「武」それぞれを本当に深めようとしたら、その時々でどちらかに熱中もしないとね、目覚ましいレベルアップは出来ないよね。

Bさん

ジグザグよね、成長は。

Aさん

私の成長は一直線。

Bさん

それは体形がでしょう(笑)。

Aさん

それにしても、2年生の段階で予備校のカタログ集め出したて、そら割り切り早すぎよね(笑)

Bさん

クールな自己分析、ある意味すごく計画的(笑)

Aさん

その分析力と割り切りの速さと集中力(熱中力)が今の猛烈な世界での仕事にもつながっているのかもね。

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