茨木さんもよく立ち寄って食べてた「スガキヤ」さん、その「ヤマナカアルテ津新町店」に「とうちゃこ」。
いいことあった日にはここで食べてるわけね、「特製ラーメン」。
早速、澤山店長さんにお話しを伺いたいと思います。よろしくお願いします!
本部から話を聞きましてびっくりしました(笑)。でも、嬉しかったです。
ありがとうございます。びっくりですよねぇ、すみません、この人がご無理申しまして。
近鉄東海のお店にいらっしゃったとか?
ええ、確か昭和52年、53年頃だと思います。
お店は今の津新町駅の改札口の真上あたりでしたよね?
そうです。店に入って右手にキッチンカウンターがあって、左手の駅前ロータリーに面した窓際にお客さんのテーブルがありました。奥にはラスカルさんがありましたね。
そうです、そうです、懐かしい。メニューもそんなには変わっていないですよね、種類は色々と増えているようですけど。
ラーメン、玉子入り、肉入り、特製など、ラーメンの基本のメニューは全く変わってないです。あと、ソフトクリームやクリームぜんざいも一緒ですね。
スープの味とか、全く変わっていないように感じるんですけど。
そうですね。「出汁」は昔からサバ、ムロアジ、ウルメイワシ、カタクチイワシなどと日高昆布です。ベースの豚骨スープは工場から来ますが、合わせる魚介の「出汁」は今でもそれぞれのお店でとってるんですよ。
えっ?!、スガキヤさんてお店で出汁をとってるんですか?
そうですよ、昔からね。近鉄東海の頃だと、カットされた素材が店に届けられて、それを使って「出汁」を仕込んでました。今でも素材は一緒ですが、工場でカットされてキューブ状に固めたものが届けられますね。店で「出汁」をとるのはずーっと変わりありません。
へぇ~、てっきりインスタントラーメンの素のようなものを使ってるのかなぁ、と思い込んでました。知らなかったなぁ。素材もこだわってるんですね、だからあの味なんですね。
調子にのってPRさせてもらいますけど、クリームぜんざいの小豆もね、北海道産の大納言小豆なんですよ。採算大丈夫なんやろかと蔭ながら心配するんですけど・・・・。
昔からのこだわりなんですね。
お墓参りで里帰りされた方とかが店にわざわざ立ち寄って頂いて、「懐かしいです、美味しいです」と声がけして頂くこともしばしばですよ。嬉しいんですよね、そんな風に言って頂けると。
いやぁ、分かります。時々ね、無性に食べたくなるときがあるんですよ。
あなたは毎日でしょ。
いや、地元にいるとね、まぁ、いつでも食べに行けるんだけど、スガキヤさんて東海地区が中心ですもんね。だから卒業してから津を出た人にはとりわけ懐かしい味だと思うな。
近鉄東海では、津高の方はもちろん、津工業やセントヨゼフの皆さんにもたくさん来て頂きましたね。「おばちゃん、ただいまぁ~!」とかって店に入ってきてくれる子もいました。津工業の子らが多かったかな、忙しいときとかよくバイトでも助けてもらいました。
どんなときに忙しかったんでしょう?
テスト期間中とかですね。当時は生徒さんたちとも普通に会話してましたし、そんな中から学校の行事の話も聞かせてもらえるでしょ。テストがいつからいつまでとかって。そういう話を聞いては材料の仕込みを多めにしとくとか、やってましたね。
さすがですね。素晴らしい。
テストの時とかはお昼をスガキヤで食べてから家に帰る方が多かったですもんね。
今のこのお店は新町駅と逆方向になってしまうんですが、津高の生徒は今でもお世話になってるんでしょうか?
みえますよ・・・・でも、そうやなぁ、このフードコートに10人ぐらいでおみえになっても、どうでしょう、8人は隣りの「マック」の方になってるかなぁ。うちに来てくれるのは2人ぐらいかと思いますね。
それは憂慮すべき事態!何とかしなくては!
気持ち分かるけど、おっちゃん、力入りすぎやし!ところで、今の津高の生徒の印象はどうでしょう、昔と比べて。
津高の方ということではないのですが、今の若い方は大人しいというのか、言葉も少ないでしょ。声がけはさせて頂くんですけどね、昔のようには会話は弾みにくいかなぁ・・・・?
やっぱり憂慮すべき事態!
澤山さんは近鉄東海には2年ほどと伺いましたが、それ以外はどこにみえたんですか?
最初はパートだったんですが、社員になってからは三重県内のあちこちのスガキヤのお店の立ち上げを仕事にしてきました。なので、南は志摩の阿児町から西は名張、北は桑名や東員とかのお店の立ち上げにも関わって、安定するまでの間、あちこちで店長もやってきましたね。
ほぉ~、凄い。お店立ち上げのプロフェショナルなんですね。
今はもう地元のこのお店に落ち着いて働いてますので、津高の生徒さんや同窓生の皆さんにも是非お立ち寄り頂きたいですし、お気楽にお声がけも頂きたいですね。
私は益々来ます(笑)
澤山さん、お忙しいところ本当にありがとうございました!
~ 旅は続く その7~