清水英昭先生
在籍期間:1987~1991年
担当科目:社会(地理)
担当部活:ハンドボール(女子)、陸上競技

1 先生にとって津高とは

初任校であり、自分の教員としてのあり方に大きな影響を与えた学校です。当時の津高生は、自由な発想と高い志を持った生徒たちが多かったように思います。やはり県下随一の伝統校であることが影響しているのでしょうか。
私自身も4年間の短い間でしたが、その環境に身を受けたことを誇りに思っています。

2 津高での思い出

4年間の短い期間の中でも、中身の濃いさまざまな思い出があります。
私は社会科の地理で採用されたのですが、新採用から数年間、地理よりも倫理の授業を多く担当することがあり、悪戦苦闘した思い出があります。私が受け持った生徒には迷惑をかけたかもしれません。今では地理の次に倫理が得意になりました。
津高は生徒も私服だったため、よく生徒と間違えられて、先生方に叱られたことがありました。当時の進路助手のYさんに鍵を借りに行った所、生徒と間違えられて「何に使うの!!」って言われ戸惑いました。また、掃除監督に行った所、他の先生から「早く掃除しな!」と指導された事もありました。自分も若い女性の先生を生徒と間違えて同じようなことを言ったことがありました。
顧問をしていた女子ハンドボールは、当初はとても体育会系の部活という雰囲気ではなく、県下でも弱小のクラブでしたが、若かった私はハンドボール未経験者ではありましたが、私なりに4年間ユニークでかわいい部員と一緒に練習に取り組みました。結果、4年目にはなんと県総体で4位の賞状を獲得することができました(ここしかないという籤が引けたというのが大きいのですが)。部員たちとともに喜びを分かち合いました。今でもとても良い思い出になっています。

3 近況

津高から鳥羽高に転校になり、以降、明野高・松阪高を経て、現在地元の伊勢高(10年目)に勤務しております。退職まであと2年と少し(延長になったら3年と少し)です。今も毎日、楽しく地理の授業をさせていただいております。生徒からは授業中「先生が一番楽しそう」などと言われています。
私が津高にいた頃の生徒達も、そろそろ50歳前後でしょうか。あまり私と変わりませんね!お互い健康には留意して頑張りましょう。それでは。