小林恭子先生
在籍期間:1994~2008年

1 先生にとって津高とは

信号4つで通勤でき、教職員の連携と生徒と共に切磋琢磨できる学校でした。

2 津高での思い出

新型コロナ禍の中で、インフルエンザの流行期にスキー研修の修学旅行をしたことを思い出しました。予防対策などを保健室から情報発信したり、現地でマスク、手洗い、うがい、睡眠、体温チェックなど細心の注意をしました。にもかかわらず、現地で発熱者が続出して現地医師の受診が増え、隔離する部屋もいっぱいになりました。緊急対応として、高熱の生徒30人ほどを看護婦、引率教員の2名で帰すこととしました。団長は学校との連絡、担任は保護者との連絡、旅行社は切符の手配と大変でした。津駅で保護者の方に無事引き渡したとの連絡が来たとき、「よかった」と胸をなで下ろしたことでした。
豪華客船をチャーターしての屋久島の修学旅行は、設備も救急対応も充実しており、思い出の多いものでした。生徒たちは、船の設備を自由に利用して満足げでした。大ホールを利用して屋久島の歴史、自然を学習したり、クラスの出し物やお笑いコンビの登場など、今までの修学旅行では経験できなかった事ができました。食事はテーブルマナーを学びつつ、アレルギーの除去食や船酔いで食べられない生徒への食事などの対応をしながらも、美味しい食事で大満足でした。海が荒れて、船酔いで一部の生徒も教員も苦しみました。屋久杉ランドの苔の間から新芽が出て、命が次世代に継がれていることを実感しました。

3 近況

かわいらしい粋なおばあちゃんを目指して、2つのことを頑張っています。1つはレザークラフトです。津高に転勤してからは忙しくてできませんでしたが、退職と同時に再開しました。8年前に師匠が逝去されたのを機に、私の小屋に材料や機材を移して活動しています。町の文化祭に出品したり、郵便局に展示させてもらっています。視力と指の力が低下しつつもリハビリと思い、人との係わりを楽しんでいます。
2つめは、香りと気品のあるカサブランカが大好きで育てたことから、咲いたときの感動を味わいたくてガーデニングを始めました。今年は、5月カモミール、6月百合、7月桔梗、8月向日葵、鷺草が咲きました。近くのおばあちゃま方と、お花を見ながらのおしゃべりが弾みます。