打田一馬先生[1984(昭59)年津高卒]
在籍期間:2007~2019年
担当科目:地歴・公民(日本史)
担当部活:バドミントン部、テニス部女子

1 私にとって津高とは

高校3年間を過ごした青春の思い出の場所であり、また、プレッシャーを感じつつも教員として生徒たちと楽しく学び、互いに成長できた場所だと思います。

2 津高での思い出

津高に赴任して、最初に人権教育推進担当を3年間務めました。初年度は主に三重県人権センターで週1回行われた「人権大学」で見識の高い方々に出会い、見聞を広められたことが印象に残っています。また、4年目から12年目までは担任として生徒たちに関わり、日々、生徒たちが成長していく姿を目の当たりにすることができました。そして、卒業式で3度も生徒たちを送り出すことができたことをとても嬉しく思っています。
担当教科の日本史では、すぐに答えることができない質問をしてくる生徒や、日本史談義ができる生徒もいて、さすが津高生と思う場面が多々ありました。当時のセンター試験前の特編授業で、黒板いっぱいにテーマ史を書いたことが懐かしく思い出されます。ただ、受験のための日本史ではなく、もっと純粋に日本史について語り合える時間があればなおよかったですね。
最後に、テニス部の皆さんへ。本当に楽しい時間を一緒に過ごすことができました。ありがとう。団体戦で何度もベスト8に入賞するなど、技術力だけではなく精神的な強さを見せてくれました。津高を卒業しても、テニスを続けている人がいるという話を聞くと、顧問をやっていてよかったとつくづく思います。また、創立130周年記念行事の一つで、当時のテニス部の皆と一緒に経ヶ峰に登ったことは10年以上経った今でも鮮明に覚えています。

3 近況

現在、三重県立北星高等学校に勤めています。通信制で学ぶ生徒一人ひとりのニーズに合った教育を心掛け、日々努力しています。部活動はバンド部を担当しています。夏になっても真っ黒になることがなくなって少し寂しいです。
また、転勤してから趣味がどんどん増えました。テニスだけではなく、ギター、手話、マジック・・・。まだまだ人前で披露できるほどではありませんが、おうち時間を有効活用して、いろんなことに挑戦していきたいと思っています。