眞﨑俊明先生[1980(昭55)年津高卒]
在籍期間:1993~2004年
担当科目:英語
担当部活:硬式テニス部、弓道部

1 私にとって津高とは

津高には昭和52年4月に入学、昭和55年3月に卒業しました。学校群制度の4年目、共通一次試験の2年目の学年にあたります。平成5年4月から平成16年3月までの11年間は、教員として母校の教壇に立つ好運に恵まれました。この間の、平成7年度入学生から学校群制度が廃止されましたが。その直前の学校群制度最後の卒業生を担任として送り出したのは、不思議なめぐり合わせです。通算して14年間、津高の自由闊達な空気を吸って過ごしたことになります。自分が高校2年生の時の担任であった松本学先生の「津高生は能力以上に態度が大きい」という言葉に、当時の津高生には、態度に合わせた能力を身に付けてみせる、といった気概がありました。津高生にはいつの時代も生意気でいて欲しいものです。

2 津高での思い出

津高に赴任するまでの9年間の教員生活を通して、生徒に「たっぷり手をかける」ことこそが教員の仕事であるという姿勢が身に付いていたので、津高の教壇に立った時、自分の高校生の頃と重ね合わせて、自主性を育てるには「手をかけ過ぎない」のが理想だという思いとの間に葛藤がありました。
津高を離れてからは、教育現場を中心に卒業生と出会うことがあるほか、テニス部の卒業生とはその後も一緒にテニスをしたり、バーベキューに呼んでもらったり、結婚式に招待してもらったり、ひときわ深い縁を続けさせてもらっています。

3 近況

現在は、初任で勤務した伊勢高で再び奉職することになり、本年度末をもって38年の教員生活にピリオドを打つことになります。伊勢高では通算9年と津高に次いで長く過ごすことになりました。コロナ禍で「晴れ晴れとした」とは言い難い幕引きになりそうですが、最後まで気を引き締めていきたいと思います。