津高あなたのこころ旅は、あなたの思い出の場所が今どうなっているか、エピソードとともに紹介するコーナーです。

今回は、昭和50年卒のAさんのリクエストで、新町通りの「高野カレー店」です。では、エピソードをどうぞ。

私の津高校時代の「思い出の場所」は、新町通りの「高野カレー店」です。高校に入学して、先輩から「高校総体には絶対に出られるから!」と口説かれボート部に入部したのですが、冷やかし半分に顔を出した音楽部(合唱部)としばらくは二足の草鞋。音楽部の顧問の加藤功二先生に完璧にのせられてしまい、音楽部一本となりました。その時の加藤先生の口説き文句は、「合唱も見た目の迫力が大事でさ、君みたいのがド~ンとステージにおるだけで、音に迫力があるように聴こえるもんなんさ」と。

つまり私は「ビジュアル担当」、今で言えば一種の「ゆるキャラ」みたいなものでしょうか。
そんな私の高校時代の思い出の場所は、新町通りの「高野カレー店」です。あのカレー、あのスパゲッテイをもう一度食べてみたい。
合唱というのも中々どうしてお腹がすくものなんです。「ビジュアル担当(迫力担当)」ですし、クラブを終えて校門を出る頃にはもうお腹ペコペコの状態でした。
カレーの方は高野のおばさんが、喫茶店の方はおじさんが切り盛りされていたかと思います。
メニューはカレーとスパゲッティで、日替わりの感じで食べてたように思います。表メニューだったかどうかは忘れましたが、「カレースパゲッティ」という注文にも応じてもらいました。どちらも確かスープは鶏ベース。飾り気のない楕円形のステンレスの皿にのってきます。今に至るまで似たようなものにお目にかかったことがありません。白い白衣と三角巾をかぶった高野のおばさんが、いつもにこやかな笑顔で迎え入れてくれ、野獣たちの空腹を美味しく満たしてくれました。

Aさん

ビジュアル担当だったというAさん。今のお姿がすごーく、気になりますが。

Bさん

そこはスルーしましょう。お店は○○年には閉店してしまったようなので、若い人はあまり馴染みもないかもしれませんが。では、レポーターの人に調査結果を報告してもらいましょう。

こころ旅
レポーター

はい、こころ旅レポーターの△△です。こちらが今の津新町駅前です。昔の面影はありますでしょうか。

そして、高野カレー店ですが、残念ながら建物もないようですね。

津駅前の住居に設けた店舗でコーヒー豆の販売だけはで続けておられるとの情報がありましたので、そのお店を訪ねてみました。娘さんが切り盛りをされておられ、「高野のおじさんとおばさん」のご様子をおそるおそる伺ってみました。すると、「おばさん」は93歳、「おじさん」は97歳で、何と今もそろってご存命とのことです。おばさんは施設に入っておられるようですが、97歳のおじさんは今でも在宅でお元気にされているとのことでした。

Bさん

お店がなくなったのは残念だけど、ご夫婦がまだご存命だということを聞いて、感慨ひとしおの人も方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

Aさん

みなさんも、津高時代の思い出の場所があるのではないでしょうか。そこが今どうなってるか、われわれがあなたの思い出をさがしに行きます。
津高こころ旅、エピソード0でした。